色々、色々考えたいし追っかけたいけど時間が無いので少しだけ。
■眷族≠眷属器使い?
モルジアナが他の金属器使いに掛けられたという言葉が「ジンと同化していないのか」ではなく「眷族と同化していないのか」だったことに引っかかりました。確かに遡ってユナンの台詞を確認しても「眷族と同化〜」と言っていますね。
つまり"眷族がジンに同化する"、でなく"眷属器使いが(ジンの一部たる)眷族に同化する"、というシステムなのだろうか?
マスルールの台詞では「精霊」に"ジン"でなく"せいれい"というルビがふってある。
精霊=ジン、+ジンの一部である眷族をひっくるめて指す。
眷族=ジンの一部、+眷族同化した眷族器使いを指す。
……といったダブルミーニングが働いていると理解すればいいのだろうか。
それとも単に混同されているだけ?
■八人将の同化具合
「八人将には他にもすでに半分眷族と同化している人たちもいる」という台詞の捉え方。
"半分"を"半数"ととって、ドラコーン・ジャーファル・マスルール・ヒナホホ(シンの堕転を知っている古株メンツ)が同化済み、と認識している人が私の周りでは大半でしたが、自分は "半分同化している"人たちもいる、と取りました。半同化と完全同化。完全に同化すれば自我が消える危険があるが、まだその段階に至っていないといった意味で。
マスルールは半同化済みっぽいですね。
[1]このコマのマスルールの顔背け具合
[2]「許可が下りない。シンさんはもう二度とあの技は使うなと」
→一度使い、禁止された経験があるような物言い。
[3]「眷族」に"おれたち"というルビがある
(眷族器使いの中でも同化した者を眷族とまとめて呼ぶ?という仮説から。
ただしこれは上記の考察が誤っていた場合機能しない)
これは多くの人が着目している点ですが、ジャーファルの眼が蛇っぽくなるシーンや、シンドバッドの冒険書の中でジャーファルが巨大化して火を噴くという「誇張描写」なども眷族同化のフラグなのでは、と。言われれば成る程。
■シンドバッドが同化禁止した理由と、マスルールの考える「眷族」の役割について
→最後の切り札にしても二種類ある。
[1]対アルサーメン的な切り札として
線局の最終局面で強大な対抗力が必要となった場合、たとえ部下の眷族らが自我を失っても同化やむなしと想定するが、あくまで最後の手段であるので原則は禁止しているという考え方。
[2]自身の堕転時の抑止力として
シンドバッドは半堕転という爆弾を抱えているわけなので、暴発に対して発動する抑止力を身内に仕込んでいてもおかしくない。ただしこちらだった場合、眷族同化されると逆に「困る」わけですね。部下たちには自我を保っていて貰わねばならない。
両方なんじゃないかな……。とても大きな二律背反を感じます。
マスルールのモルジアナに対する台詞
「眷族(おれたち)の本当の役目は…どんなことになっても主の精神的な"敵"にならずにいられるかだと思う」「例えばもし主がいつか悩んだ末に道を踏み外しても、おまえは"味方"でいられるか?」
ここも二通りの捉え方があるかな、と。
これだけフラグが立っているのでシンドバッドはいずれ堕転する展開がくるのでしょう。そうなった時に、ひとつめのパターンは、眷族達あるいはマスルールやジャーファルが「何があっても味方だから」「地獄までお供を」と共に悪堕ち〜敵となってしまう流れ。これは悲劇以外の何者でもないなと。
ただふたつめのパターンとしてマスルールは単なる「敵」でなく「精神的な敵」とわざわざ言っているので、必ずしも盲目的な味方である必要は無いという意味も含んでいるのかな、と。シンドバッドが本当に求めていること(=前述の抑止力的な役目など)を理解し、形としては敵対することになろうと、その望みを果たす為に身をなげうつ、そういった意味のようにもとれます。
もし抑止力であるなら、身内に一番苦しい役割を用意しているあたりがシンドバッドの責任感と業と両方を感じる。
「盲信してはいけない、ゆだねてはいけない。世界が衰えないためには一人一人が自ら考えて進むこと」というのがどうやらマギのテーマのようですから、マスルールの見解が後者であって欲しい。
ただ彼は猪突型なので前者の可能性も無いことはない。古株組がシンに引っ張られて堕ちてゆくのを若手組(堕転を知らされておらず、また同化していない可能性の高いスパ、シャル、ピス、ヤム)が抑止しようとして八人将が二分される可能性もあるなあと。短気で猪突するマスルールに対し、シャルルカンは戦場では冷静なタイプらしいし。
まあ「本当の役目」云々というのは同化を禁じられたマスルールが、「それは何故なのか、自分はどうあるべきか」うんうん考えて辿り着いた答えだと思うので、多分後者なんだろうと思うけれど。求められているのはシンに盲従して彼の強大な力の一部となることではない、と。
個人的には、抑止力が発動するならばその代表は、部下の中でも揺るぎない右腕たるジャーファルに、血の涙を呑みつつ勤めて欲しいと思ったりします。
◆◆◆
以上、何だか考えている事を上手く文章に落とし込めなくてもどかしいです。
重要キャラもどんどん増え、金属器使い勢揃いでチート合戦になるかと思いきや、シンドリアの面々が結構物語の重要な位置に食い込んでいるのが面白い。
余談ですがマスシャラーとしてはマスルール君が野生のイケメンすぎて悶絶しました。顔洗うだけであんな……あんな……あとモルさんをとても大切にしているのが、じんときます。
シャルルカンは……なにこの子…ひたすら「かわいい」担当なのか……
先輩のあのゆるふわぶりに癒されつつも、戦場で沈着かつ凛とした顔を見せる彼を拝める日が来ればいいな、などと夢見すぎています。
■眷族≠眷属器使い?
モルジアナが他の金属器使いに掛けられたという言葉が「ジンと同化していないのか」ではなく「眷族と同化していないのか」だったことに引っかかりました。確かに遡ってユナンの台詞を確認しても「眷族と同化〜」と言っていますね。
つまり"眷族がジンに同化する"、でなく"眷属器使いが(ジンの一部たる)眷族に同化する"、というシステムなのだろうか?
マスルールの台詞では「精霊」に"ジン"でなく"せいれい"というルビがふってある。
精霊=ジン、+ジンの一部である眷族をひっくるめて指す。
眷族=ジンの一部、+眷族同化した眷族器使いを指す。
……といったダブルミーニングが働いていると理解すればいいのだろうか。
それとも単に混同されているだけ?
■八人将の同化具合
「八人将には他にもすでに半分眷族と同化している人たちもいる」という台詞の捉え方。
"半分"を"半数"ととって、ドラコーン・ジャーファル・マスルール・ヒナホホ(シンの堕転を知っている古株メンツ)が同化済み、と認識している人が私の周りでは大半でしたが、自分は "半分同化している"人たちもいる、と取りました。半同化と完全同化。完全に同化すれば自我が消える危険があるが、まだその段階に至っていないといった意味で。
マスルールは半同化済みっぽいですね。
[1]このコマのマスルールの顔背け具合
[2]「許可が下りない。シンさんはもう二度とあの技は使うなと」
→一度使い、禁止された経験があるような物言い。
[3]「眷族」に"おれたち"というルビがある
(眷族器使いの中でも同化した者を眷族とまとめて呼ぶ?という仮説から。
ただしこれは上記の考察が誤っていた場合機能しない)
これは多くの人が着目している点ですが、ジャーファルの眼が蛇っぽくなるシーンや、シンドバッドの冒険書の中でジャーファルが巨大化して火を噴くという「誇張描写」なども眷族同化のフラグなのでは、と。言われれば成る程。
■シンドバッドが同化禁止した理由と、マスルールの考える「眷族」の役割について
→最後の切り札にしても二種類ある。
[1]対アルサーメン的な切り札として
線局の最終局面で強大な対抗力が必要となった場合、たとえ部下の眷族らが自我を失っても同化やむなしと想定するが、あくまで最後の手段であるので原則は禁止しているという考え方。
[2]自身の堕転時の抑止力として
シンドバッドは半堕転という爆弾を抱えているわけなので、暴発に対して発動する抑止力を身内に仕込んでいてもおかしくない。ただしこちらだった場合、眷族同化されると逆に「困る」わけですね。部下たちには自我を保っていて貰わねばならない。
両方なんじゃないかな……。とても大きな二律背反を感じます。
マスルールのモルジアナに対する台詞
「眷族(おれたち)の本当の役目は…どんなことになっても主の精神的な"敵"にならずにいられるかだと思う」「例えばもし主がいつか悩んだ末に道を踏み外しても、おまえは"味方"でいられるか?」
ここも二通りの捉え方があるかな、と。
これだけフラグが立っているのでシンドバッドはいずれ堕転する展開がくるのでしょう。そうなった時に、ひとつめのパターンは、眷族達あるいはマスルールやジャーファルが「何があっても味方だから」「地獄までお供を」と共に悪堕ち〜敵となってしまう流れ。これは悲劇以外の何者でもないなと。
ただふたつめのパターンとしてマスルールは単なる「敵」でなく「精神的な敵」とわざわざ言っているので、必ずしも盲目的な味方である必要は無いという意味も含んでいるのかな、と。シンドバッドが本当に求めていること(=前述の抑止力的な役目など)を理解し、形としては敵対することになろうと、その望みを果たす為に身をなげうつ、そういった意味のようにもとれます。
もし抑止力であるなら、身内に一番苦しい役割を用意しているあたりがシンドバッドの責任感と業と両方を感じる。
「盲信してはいけない、ゆだねてはいけない。世界が衰えないためには一人一人が自ら考えて進むこと」というのがどうやらマギのテーマのようですから、マスルールの見解が後者であって欲しい。
ただ彼は猪突型なので前者の可能性も無いことはない。古株組がシンに引っ張られて堕ちてゆくのを若手組(堕転を知らされておらず、また同化していない可能性の高いスパ、シャル、ピス、ヤム)が抑止しようとして八人将が二分される可能性もあるなあと。短気で猪突するマスルールに対し、シャルルカンは戦場では冷静なタイプらしいし。
まあ「本当の役目」云々というのは同化を禁じられたマスルールが、「それは何故なのか、自分はどうあるべきか」うんうん考えて辿り着いた答えだと思うので、多分後者なんだろうと思うけれど。求められているのはシンに盲従して彼の強大な力の一部となることではない、と。
個人的には、抑止力が発動するならばその代表は、部下の中でも揺るぎない右腕たるジャーファルに、血の涙を呑みつつ勤めて欲しいと思ったりします。
◆◆◆
以上、何だか考えている事を上手く文章に落とし込めなくてもどかしいです。
重要キャラもどんどん増え、金属器使い勢揃いでチート合戦になるかと思いきや、シンドリアの面々が結構物語の重要な位置に食い込んでいるのが面白い。
余談ですがマスシャラーとしてはマスルール君が野生のイケメンすぎて悶絶しました。顔洗うだけであんな……あんな……あとモルさんをとても大切にしているのが、じんときます。
シャルルカンは……なにこの子…ひたすら「かわいい」担当なのか……
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オチたalfooから引っ越し。雑記。鬱日記、腐った叫び、ごはん日記、感想文、唄詠み、何でも。
◆
マギはいまんとこサンデー本誌おっかけてます。YOKOSHIMAな方面では後輩先輩の掛け算が好物ですが王様と政務官とかノマとかもいける雑食。
◆
あとキュンするのはドロへドロ、シュトヘル。本棚の凶器は京極堂と戦闘妖精雪風。心のバイブルはOZ(樹なつみ)、天翔けるバカ。GKはたっつみーとかドリさんあたり。百鬼夜行抄は癒し。厨二形成いわゆる青春は炎ミラと銀英伝、ハードボイルドはルパン(原作とTV1stシリーズ)、最近小説で泣いたのは梨木香歩(植物園の巣穴とかあのあたり)、お風呂の供はローマ人の物語(塩野七生)、良い夫婦はsamurai7、商業blはえすとえむくらい、ジョジョは岸部露伴と第5部。シルクロードスキーだが卒論はイベリアのイスラーム建築、移住したいのは台湾というちぐはぐ。音楽はリンキンパークからKOKIA、ピアソラ、ハウシュカまで節操無し。[20120601時点]
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マギはいまんとこサンデー本誌おっかけてます。YOKOSHIMAな方面では後輩先輩の掛け算が好物ですが王様と政務官とかノマとかもいける雑食。
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